2020.11.05 Thursday
自分に刺激されること
11月の展示まで、あと少し。
準備する事に終わりはなく、まだなにかできるんじゃないか。
こういう見せ方はどうだろう。
常に展示のことが頭の中でぐるぐる回る。
グループ展ではなく、個展。
全然違った緊張感で、胸がぎゅっとなる。
目まぐるしく過ぎていく普段の生活とは別に、展示の予定などが入ると、
夜中起きてか、早朝の作業が多くなる。
やらなくちゃ、と思う作業を前に、白い紙に目をやると。
思うままに筆が踊り出すときがある。
作業とはまったくちがう、自由な白い紙の上。
わくわくする気持ちだけで描き上げられていく絵。
今回は、眼鏡をかけたもじもじねずみちゃん。
描き出したら、いろんな眼鏡を描きたくなった。
この瞬間が、めちゃくちゃ楽しい。
やらなくちゃ、はそっちのけ。
描きたい!楽しい!だけの時間。
こんな時間に遭遇したとき、いつも思い出す言葉がある。
高校生の時。
美術の先生。
卒業制作で、階段の壁一面に描いた絵を貼りだした私。
ロッカーを中古販売店で購入し、自分の作品や落書きでいっぱいにした小部屋を作った私。
そんな私を見た、先生が言った。
「さゆりは周りの誰かじゃなく、一歩踏み出してみた自分に刺激を受けて作品を作るんだからね」
もっと自由に、もっと楽しく。
そう思っていた私は、なんだか解ってくれる人がいた!という感覚になり、嬉しかったな。
こんな記事を温めている間に、個展3日目になりました。
お天気の良い1日、おでかけの予定にいれてもらえると嬉しいです。